Re:北浦リレーションシップ 第91回 萩市福栄コミュニティ協議会教育文化部会部会長・石川淳一さん

北浦リレーションシップ91人目はIターン農家の荻野賢二郎さんからの紹介で、萩市福栄コミュニティ協議会教育文化部会部会長、山口県サッカー協会4種委員会萩ブロック担当委員を務める有限会社石川自動車勤務の石川淳一さんです。

■様々の場面でご活躍の石川さんですが、今までの半生をお聞かせください。
-伯父と父が起業した石川自動車で働くことが学生時代から決められていて、高校は萩工業機械科、卒業後は自動車整備専門学校に進学しました。専門学校を卒業するころには、今の職場である椿地区に出店するから帰って来いと言われ、20歳から今まで29年間、萩椿店で勤めています。同時に、当時の福栄村青年団に入団し27歳で結婚するまで活動していました。28歳の時に萩商工会議所青年部から声がかかり、卒会の40歳まで在籍させてもらい、多くの先輩に恵まれながら会長職までさせてもらえました。29歳から地域消防団にも所属し、地域住民の安心安全の見守りもしています。PTA活動も今年で15年目になりましたが、末の子が小学2年生ですので、まだまだ頑張らんとね(笑)

■サッカーとの出会いは?
-それも萩商工会議所青年部です。当時は「ソレッチャYEG」というサッカー部があり、先輩に誘われ、素人ながらサッカーを楽しんでいました。今でも「FC阿武ふくえもん」のプレーヤーとして萩市サッカーリーグに出場しています。また、サッカー審判ライセンスを取っていたので、娘が福川小スポ少バレー部に入ったとき、同スポ少のサッカー部にライセンス保有者が必要だということで、スタッフとして関わるようになり、それから15年ほど少年サッカーの指導に携わらせてもらっています。

■半生を振り返ってみていかがですか?
-先ずは本当に先輩や仲間に恵まれたなと思っています。色々な団体で活動できたお陰で、多くの方と出会うことができ、20歳で自動車整備工場をゼロから任され、少しずつ少しずつですがお客さんも増やすことができました。また、組織運営というものを学ばせてもらい、地元の協議会活動にも活かすことができています。

■地元の福栄は中山間地域でありながらもコミュニティでの活動が盛んなイメージがあります。
-そうですね。私が担っている部会では運動会、生涯学習発表会、盆踊りやスポーツ大会などですが、地域人口が減ったものの若者からお年寄りまで結構参加してもらえています。とはいえ、流石に高齢化が進んでいるのは実感しています。今まで一生懸命コミュニティ維持のために頑張ってこられた人がお年を召され、活動に参加できなくなる人が増えてきました。直ぐではないでしょうが、福栄地域も限界集落への可能性はあります。そんな中、「誰かがやってくれるだろう」ではなく、地域に残っている者の責任として努めていかなければと思います。ほんと責任ですね。

■最近の若い人は地域コミュニティの活動に消極的な感じがしますが…
-福栄地域はそんなことはないですよ。絶対数は少ないですけど、やってくれています。おそらく萩市の中で中学生が意欲的にコミュニティ活動に参加してもらえるのは、他の地域では無いと思います。そのことが成人後も出やすい環境を創ったと思います。

■絶対数が少なくなっているのがやはり問題ですよね…。
-うーん。絶対数が少なくても、住んでいる人はまだいますんで、時代にあったやり方をすれば人は顔を出してくれるし、盛り上がるものです。スポーツ大会でも以前はソフトボールとバレーボールをしていたのですが、徐々に参加してくれる人が少なくなって、新しくグランドゴルフ競技も始めたところ、参加人数が大幅に増えました。今日この場で行われているサッカーリーグもそうですけど、皆で参加しやすい環境に変えていくことで、未だに10チーム以上のチームがサッカーを楽しめています。問題があるとすれば、世話人をする若い人が少ないといったことでしょうか。まぁそれさえも、会の年長が世話をしてあげて、若い人には動いてもらうようにすれば、継続はできますよ。一昔は自分がやりたいから世話人をするって感じでしたが、やりたいと思う人が楽しめるよう口を出さずに世話をしてあげる者が増えれば問題ないと思います。

■そうですね。では、地域で問題に思っていることはありますか?
-平成の大合併により萩市の一員となりましたが、旧郡部の公共施設の維持に予算がかけられなくなっています。とはいえ、行政に頼ってばかりもしかたないです。自分が生まれ育った場所だからこそ自分達でアイデアを出しながらやっていくしかないと思います。あと、悩ましいのが大板山たたら遺跡ですね。人知れずひっそりとあったものが、山ノ口ダム建設以後に整備され、世界文化遺産に登録されたことで、人が訪れるようになりました。それはそれで喜ばしいものなのかもしれませんが、訪れた人のほとんどの人がガッカリされるんです。勝手に登録され、期待され、勝手にガッカリされ、悪く言われるのはとても悲しい気持ちになります。富士山をバスでは登頂できないし、屋久島の縄文杉の所まで道路を繋げませんよね。何もしなくても見たい人が自らの足で見に行くものが世界遺産に登録されるべきだと思います。現地にたどり着くまでのプロセスを今後の課題にすべきかと。

■確かにそうですね。そのような情報をもっと発信できると良いなと思います。ありがとうございました。
次回北浦リレーションシップは石川さんから紹介で有限会社萩スーツセンターの鈴井さんです。

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