萩の夏を彩る「萩夏まつり」 今年は、たまち広場には特設ステージが登場!

毎年8月1日の「萩・日本海大花火大会」を皮切りに、3日間、萩の街が祭り一色になる「萩夏まつり」。今年も、いよいよ開催が間近に迫ってきました!

萩夏祭りは、そもそも、住吉神社のお祭りで、地元・浜崎町と25町のうちの引き受け町が祭礼の行事を引き受けて行われています。14年に一度巡ってくる今年の引き受け町は、まさに、メイン会場である東田町。そこで、今年は、東田町の町内会によって、たまち広場(UFOビル跡地)に特設ステージが設けられ、祭りを盛り上げます!
まず、2日(火)には、夏祭りのオープニングに先駆けてイベントを開催。特設ステージでは、「むつみ神楽」と、萩市越ヶ浜に伝わる「巫女の舞」が披露されます。巫女の舞は、越ヶ浜の厳島神社管弦祭の際、船上で奉納される舞で、迫力ある神楽と共に、祭りのオープニングに華を添えます。また、アーケード内では、中国獅子舞も登場。福をもたらし、邪気を払うと信じられている中国獅子舞が練り歩き、祭りを一層賑やかにしてくれそうです。
3日(水)には、ライブイベント「MAP FEST(マップ フェス) 2016」を開催。たまち広場だけでなく、cafe Jantique(カフェ ジャンティーク)前と元祖ほかほか弁当吉田町店横の駐車場内でも随時開催し、市内外で活動するアマチュアミュージシャンたちが演奏を披露します。また、21時頃には、市内を巡行するお船(山車)が東田町に到着し、夏祭りに欠かせない「お船謡」の演唱も行われます。通常、お船の上で謡うのが慣習ではありますが、今年は、引き受け町で特設ステージが組まれることから、特別に、お船を降りてステージ上でお船謡が披露されます。江戸時代から続くお船謡がステージで披露されることは珍しく、貴重な機会となりそうです。ぜひ、保存会の皆さんが大切に受け継いできた「お船謡」をお聴き逃しなく!そして、楽しい夏の夜をお過ごしください!

東田町東区町内会長・岩崎喜一郎(いわさき・きいちろう)さん
14年に一度、住吉様がお越しになられる引き受け町として祭りを盛り上げるのは、諸先輩からの教えでもありますし、日頃、各地域で行われながらも、なかなか見る機会がない伝統芸能を市民の皆様や観光客の方々にも見ていただきたいという思いから、今年は、特設ステージを組んでイベントを開催します。ぜひ、まつり会場はもちろん、住吉神社にも訪れていただき、皆様に夏祭りを楽しんでいただけたら嬉しいです。
岩崎さん

萩夏まつり
開催/8月2日(火)、3日(水)
時間/18時~23時
場所/萩市田町商店街、吉田町
問い合わせ/萩夏まつり実行委員会(萩商工会議所内)
☎0838・25・3333

田町商店街でのイベント
◆2日(火)
17時30分~たまち広場特設ステージ(UFOビル跡地)
伝統芸能披露(むつみ神楽、巫女の舞)
16時~田町商店街アーケード内
中国獅子舞の練り歩き
◆3日(水)たまち広場特設ステージ
夕方~随時 MAP FEST 2016
21時頃~「お船謡」披露