萩・明倫学舎 喫茶・レストラン「萩暦」(はぎごよみ)

3月4日オープンします萩・明倫学舎の1号館に開設される喫茶・レストラン「萩暦」。割烹千代の系列店として期待が高まります。今号の北浦うぇぶでは、萩暦の店長を務められます河村光昭さんに開店前の意気込みから萩暦のコンセプト等をインタビューしてきました。萩暦_河村さん

■まずは萩暦のコンセプトをお教えください。
-店名を萩暦としたところは、四季折々の萩の素晴らしい食材を使い提供することで、お客様に料理を通じて萩の暦を感じていただくことにあります。また、長州ファイブではないですが、萩市と関わりの深く、海外でも活躍される料理人、熊谷喜八さん、奥田政行さんの監修の元、メニューを構成していきますので、これから来られる海外からの観光客の方に対しても、和食だけに留まらないMADE IN 萩の料理を堪能してもらいたいと思います。

■どのようなメニューを提供されますか?
-まだネーミングは決まっていませんが(2月3日取材時点)、レストランの方では、日替りランチと丼を2枚看板にします。日替りランチは品数を多くし、その季節の萩をたくさん感じていただきたいです。どんぶりは、肉、海鮮、天ぷらと3種類のどんぶりを一度に堪能できる贅沢な構成にしております。どちらも1280円で提供する予定です。
また、レストランと喫茶で提供する料理がカレーライスです。こちらは熊谷喜八さん考案のカレーを季節に合わせ、随時2種類用意していこうと考えています。価格は1,000円以内で提供する予定です。

■随分とリーズナブルに感じるのですが…
-そう感じていただけるのなら本望です。確かに萩・明倫学舎は萩の観光拠点を目指した施設ですが、3年前までは授業が行われ、数万人もの卒業生を輩出した由緒ある、そしてその卒業生の皆さまの思い出が詰まった場所です。ですので、観光でお越しなる方以上に、明倫卒業生の皆さまをはじめとする萩市民の皆さまに気軽にお越しいただけるような価格設定にしております。

■店内内装のコンセプトはございますか?
-先ず、元小学校の一室とはいえ飲食店ですので衛生面や清潔感を重要視しています。その上で教室感や校舎の一部分という要素を消さない造りになっています。先にも申しましたように、多くの卒業生の思い出が詰まった校舎ですので、その思い出を消し去るようなスペースであってはならないと考えています。食事をしながら、コーヒーを飲みながら、小学生時代の思い出話に花を咲かせることのできる温かい空間を目指しています。また藩校明倫館の跡地というところで、教育についてや、これからの時代を語り合えるような、活気のある場所になってもらえればと思います。

■営業時間はどのようにお考えですか?
-カフェとレストランで違います。まだ正式決定ではないですが、カフェは9時~17時、レストランは11時から21時までを予定しています。学校跡地の教室の雰囲気を残した飲食店で夜の食事をするという、全国的にも珍しいコンテンツになる可能性も秘めているかと思います。

■最後に読者の方に一言お願いします。
-明倫という歴史のある場所で、「萩の本物を提供する」その拠点となれるよう全力でお越しになられた方をおもてなししますので、是非お運びくださいますようお願いいたします!

■ありがとうございました。

關ゥ證ヲ繧ォ繝ャ繝シ 萩暦日替り 萩暦どんぶり

萩暦(はぎごよみ)
萩・明倫学舎1号館1階
営業時間 カフェ 9時~17時/レストラン 昼・11時~14時、夜11時~21時
TEL 0838・25・8543