北浦リレーションシップ第76回 奥富智昭さん(39歳)

北浦リレーションシップ76人目は、木村和義さんからのご紹介で、萩市三見で椎茸やきくらげの生産をされている奥富屋の奥富智昭さんにお話を伺いました。

奥冨さん

Q1.趣味は何ですか?
7年前まで営業マンをしていたことから、職種や年齢問わずたくさんの方たちと接する機会が多く、様々なことを学びました。今でも、いろんな方とお会いし、笑顔でお話をすることが好きです。

Q2.夢は何でしょうか?
小4と中1の子どもたちが目標や夢に向かって頑張っているので、それを実現できるようバックアップしてあげたいですね。子どもたちの夢が私の夢であり、大人になっていく子どもたちへ、今しかできないことだと思っています。

Q3.幸せだなと思うときはどんなときですか?
現在、椎茸やきくらげ、野菜等を生産し加工まで行っています。道の駅やスーパーなどで商品を販売していますが、お客様に「美味しい」と言っていただけることが一番の幸せです。最近は、県外のお客様からお手紙やメールをいただくこともあり、さらにモチベーションも上がります。

Q4.観光客にお奨めしたい場所はどこですか?
国登録有形文化財の三見橋(めがね橋)です。地域の方々の清掃環境整備により、橋のたもとには季節に応じてきれいな花が咲き、橋と花の織りなす風景は何とも言えません。TYS「山口県ふるさとCM大賞」に出場した子どもたちも、「100年後に残したい風景」をテーマにCMに使用するなど、子どもたちからも愛されている橋です。

Q5.よく行くお店はどこですか?
長門市にある麺宗佑気です。店主こだわりの無添加ラーメンは芸術品だと思うほど素晴らしいです。昨年、コラボレーションさせていただき、うちの生きくらげをトッピングしたラーメンもご好評いただきました。生きくらげを提供できるようになったら、また復活させてもらいたいです。

Q6.この北浦で美味しいと思うものは何ですか?
魚介類です。漁師さんから新鮮な魚をいただくことも多く、よその地域では味わえない美味さだと思います。

Q7.あなたが住むこの街の好きなところは何ですか?
人や風景など、全てにおいて品のある美しい街です。きちんと挨拶ができる子どもが多く、素直で可愛いですね。

Q8.では、この街の問題点は何だと思いますか?
昨年度、萩市小学校PTA連合会の会長を務めさせていただきましたが、今年度、萩市内の小学校の入学者は320名でした。21校のうち4校を除く小学校で入学者が10人を切っているという現状に少子化が進んでいることを実感します。

Q9.その改善策をどのようにお考えですか?
若者が、進学や就職などで市外へ出ることは仕方がないことであり、人口減少に歯止めをかけることは難しいことだと思います。しかし、人が多い少ないではなく、地域で元気に楽しく暮らしている人がいれば、自然と人が集まり、有機的に循環していくのではないかと思います。最近、自ら事業を興す若者も増えています。私自身も多くの方に支えていただいたので、萩で頑張ろうとしている若者たちの支えの一部になれたらと思いますし、萩に住んでいる一人ひとりが営業マンとなって魅力を発信することで、若者たちが帰りたいと思えるような受け皿づくりをしていくことも大切だと思います。

Q10.この人は凄いと思う北浦に住む知人、友人を紹介してください。
互いの結婚式で友人代表スピーチをしあった高校時代の同級生で、仙崎市川組取締役の市川聡さんです。現在、公益社団法人長門青年会議所第53代理事長としても活躍しています。